フィリピン 13日目 語学留学をするということ
今日で全ての授業が終わりました。
2週間(授業は9日)はあっという間でしたが、びっちり詰め込み授業に予習・復習の毎日はあっという間でした。
最後にスピーチをして終了となりました。
皆んなの前でのスピーチ後に、卒業の記念にミサンガと自身の名前アート、卒業証書をいただきました。
とても心のこもった贈り物に、生徒のことをよく見ていて大切にしてくれる学校に縁があってよかったなと。
これからのあなたの未来が素敵なものになりますように、という思いがひしひしと伝わって来ました。
私はこの留学を決めるまでにいろいろな方のブログや口コミを見て参考にしたので、もしも誰かの目にとまり役に立つことがあればいいなと思い、この2週間やってみて感じたことを書きます。
①学校の場所
日本にいても語学の勉強は十分にできると思います。
今はskype使った格安の英会話もありますし、母国語を教え合うSNSもあります。
私が敢えて異国の地に留学に来たのは、一人海外旅行の前のステップとして英会話が全くできない状態に不安があったため、始めの一カ国目に留学を含めることにしました。
これまで友人と一緒にタイと台湾にしか行ったことがなかったので、この学校に来るまでの過程も私にとっては、初めての経験で大冒険でした。学校でスタッフの方(日本人)に迎えられた時はなんて安心したことか。
また、フィリピンのセブ島にした理由は、友人が数年前に行った話を聞いていたのと、高城剛さんの本を参考に決めました。
フィリピンは第二外国語が英語で、訛りの少ない英語であること、物価も安いので生活費も含め留学費用を安く抑えることができること、が決め手となりました。
費用面では、日本で同じ様な英会話の授業(対面式)で同じ時間数を取った場合と、こちらでの授業量に生活費&渡航費&観光費を合わせて同じくらいかそれよりも安くなったと思います。
②期間
私は旅行の前の準備運動と、英語アレルギーの克服のために留学をしました。
2週間にしたのは、1週間では少し感覚を掴めたかなと思えた頃に終わってしまうのではないか、またこの無職期間を語学の勉強に使うのが目的ではなかったので1ヶ月以上は長すぎると考えました。
当たり前ですが、2週間で英語がいきなり話せる様にはなりません。
ただ、英語アレルギーの克服は達成できました。
相手が何を言おうとしているのか、単語だけでも拾い、こちらも単語だけでも良いから言う、そしてなんとかコミュニケーションを取る、これが出来ただけでも私には革命です。
私は、ここに来る前に一冊の文法書に目を通し、英語のアプリ(語順のパズルをするようなもの)を数ヶ月やっていました。
その人のレベルにもよると思いますが、私は口から英語を出す、英語だけで相手に思いを伝える経験をしたことがなかったので、2週間でも感覚が随分変わったと思います。
③学校選び
私が調べた、聞いた話によると、セブ島の語学学校にもいろいろな種類があります。
韓国人経営、日本人経営、 その他。
食事が付くか付かないか、食事の内容も韓国人向け、日本人向け、ホテルのビュッフェスタイル、様々です。
学校の規模も20〜300人と幅広くあるようです。
私が通った学校はスタッフも生徒もみんな日本人で、先生とハウスキーパーだけがフィリピン人でした。
ご飯が日本人向けに作られ3食付きましたし、洗濯も平日は毎日やってもらえました。
勉強に集中するには本当にいい環境だったと思います。
この学校も土、日曜は食事がありませんでした。
異国の地で食事の心配をしなくてはならないのは、勉強をしたい時ほど負担になります。
私は観光をして外食をしたり、外で食料を仕入れることも楽しんでいました。
それと同時にやはり食事が提供されることのありがたさも感じました。
また、どの様な人が集まる学校か、というのも学校を選択するのに大切なポイントです。
学生が多いところもあれば、仕事に英語を活かしたい大人が来るところ、私が選んだ旅をテーマにしたところ、様々です。
一人で授業だけ受けてあとは自習でいいから、出会いとかいらないやと思うかもしれませんが、一定期間を一緒に過ごすので自ずと知り合うことになります。
どうせ知り合うなら自分の興味の惹かれる人がいい。そんな人がいそうな学校を選ぶべきだと思います。
④部屋の選択
部屋はドミトリータイプ、一人部屋タイプがあります。
ドミトリーの方が安いので迷いましたが、どこかのブログで、自習をするのに一人部屋がいいというのを見たので私は一人部屋を選びました。
これは、本当に正解だったと思います。
一人でスピーチの練習をしようが、シャドーイングしようが、好きな香りを振りまこうが、何時に起きようが寝ようが気を遣わないし、歌を歌おうが、好きな音楽を流しながら踊っていようが自由です。
期間にもよると思いますが、私は一人になれることでリラックスして毎日を過ごすことができました。
④環境
フィリピンはトイレにトイレットペーパーを流すことが出来ません。
これは最後まで慣れませんでした。
またシャワーの水圧も弱く、強いシャワーに当たりたい、お風呂に入りたいと思うことがよくありました。
まぁ、リゾートへ遊びに来ている訳ではないので別にいいのですが。
また、洗濯が毎日やってもらえるのは本当に有り難かったです。
おかげで手持ちの服が少なくても毎日清潔な服を着ることが出来ました。
洗濯が頻繁に出来るかどうか、これは重要な要素だと思います。
そして、学校から歩いて行けるところにコンビニ(セブン)があったのでよく行っていました。
やはり、コンビニの便利さに慣れているので、近くにあると安心してしまいます。
明日は近くの島へ観光へ行く予定です。
日曜日の朝、フィリピンを発ちます。
フィリピンとこの学校に愛着が湧いてしまい離れるのが寂しくて仕方ありません。
フィリピン 12日目 漢字で書く
50分×8コマ授業も今日まで。
明日は授業も少なめ。
今日が最後の先生もいたので、4人の先生に手紙を書きました。
名前を漢字で書いてみたんだけど、ものすっごい悩んだ。
あて字なんだけど、できる限り良い意味を持つ漢字を充てたい。
漢和辞典を駆使してなんとか決めました。
あー体力使った。笑
なんか、夜露死苦とかキラキラネームみたいになってるけど。
子供の名前の漢字を選ぶ気分、疑似体験しました。
4人分の子供の名前を決めた気分なので、もう暫くはいいかな。笑
見て欲しいこの力作!
可愛いレターセットとか何にも持って来てないから、
ノート破って、唯一持って来たマニキュアでお絵描き。
もうこんな工作みたいなことしたの何年振りだろう。
一番のお気に入りは、Raine→麗引。
美しさを引寄せる、彼女(元男性の先生)にぴったりだわ。
今日、先生とも話ししたんだけど、日本語って本当に難しいし、表現豊かで美しいなと。
日本語で何を読み、何を書くか、そこも今後の人生で大切にしていきたいなと、英語を勉強していて一層強く感じています。
そろそろ、ここを卒業して一人旅を開始する準備をしなくては。
フィリピン 11日目 英語の発音は動物の鳴き真似で
英語の発音がどうしても上手くいかない。
カタカナ読みになってしまう。
r やらなんやらいろいろの発音が上手くいかなくて、私がわーわー言っていたら、先生からネイティブの子供は動物の鳴き真似で練習するんだよーと教えてもらいました。
ところが、そもそも各動物の鳴き声の認識が違うから大変。笑
犬はワンワンじゃないし、猫はニャーニャーじゃない。
んで、役立ちそうな動画を探しました。
見つけるのに苦労したけどこれなんかいいかな↓
それから、リンキングの練習に良い歌も紹介してもらった↓
https://m.youtube.com/watch?v=YHKDCqnH_7M
カラオケもあるから日本に帰っても歌いなよと。
フィリピンではカラオケがポピュラーで、みんな大好き。
一家に一台は必ずCDプレイヤーがあって、マイク使って家族みんなが歌うそう。
道を歩いていても至る所でカラオケしてる。
CD流してるのか?と思うほどみんな上手くて驚く。
r 他いろいろの練習に良い歌も↓
https://m.youtube.com/watch?v=EIBd-QoEBQ0
とにかく先生達は、楽しくやろうよ!が合言葉。
楽しくないと続かないもんね。
朝は5時にけたたましく鳴く鶏に起こされる。
闘鶏用らしくかなりパワフル。
cluck!!! cluck!!!!!
フィリピン 10日目 褒め倒す
こちらに来てからというもの、毎日褒められまくってまして。
もう気持ちのいい温泉にでも浸かっている気分です。
こっちの人(フィリピン人の先生、スタッフの人たち)は、まぁー褒める褒める。
英語を使う人のマインドなのかな。
素敵な服だね!Tシャツ可愛いね!努力してるね!この発音はとても上手だよ!困った声が可愛い!動きがキュート!髪型良いね、真似したい!そのレシピ良いね、作ってみるよ!いい部屋だね!部屋がいいにおい!、、、
もはや何でもあり。笑
これが、初めはそんなそんな!と謙遜していたのだけど、だんだん慣れてくると素直にありがとう!あなたも○○が素敵だよ!と自然と言いたくなる。
褒めるというアクションが増えると、挨拶にバリエーションが増えるし、相手に自分の良いと思ったポイントを伝えて意思表示ができるし、相手の様子を気にかけてることも伝えられる。
言われた方は気分がいいし、自分のことを更に少し好きになれる。また、新たな自己認識の発見に繋がることもある。
どんどん褒め合ったらいい。減るもんじゃないし。
褒められることの効果を実感したので、私も良いと思ったことは相手にバシバシ伝えていきたい。
自分のことも。
そのセーラームーン、素敵だよ。
フィリピン 9日目 結局手段でしかない
やっと短い文章を先生に言えるようになってきました。
まぁ、まだかなり直されますが、自分では随分成長したなぁと思っています。
(自分をどんどん褒めていくスタイル)
今日はテストがあったので、一定量の暗記をするために課題の本のアプリを使いました。
本当に情けなくなりますが、机に向かって教科書とノートを開き、"the 勉強"のスタイルを取ると途端に英語に対する嫌悪感が出てくることがあります。
テストに向けての勉強、ではなくて、今後使うための勉強なのに。
そこで、アプリを使いスマホで覚えることにしました。
すると、不思議なことにゲームをやっているような感覚で嫌にならないし、サクサク進みます。
実はこれまでもアプリで英語を少しずつやっていたのですが、こちらに来てからの勉強にかなり効いているようです。
英語だけでなく、何でもそうだと思いますが、少しの時間でもいかに長期間にわたって触れてきたかが重要ですよね。
その点、スマホでサクッと隙間時間にできる勉強は、例え嫌悪感を持つ苦手な勉強でさえ気軽なものに変えてしまうことを実感しました。
また、幸運なことに英語に対する嫌悪感が薄れてくると、やはり英語は手段であって、英語を使って何をしたいのか、何を話したいのか、自分はこの時間を経てどう変わり、どう生きていきたいのかと思考するモードになってきました。
まぁ、予想通りではありますが、これは自分では良い傾向だと捉えています。
嫌悪感で見えなくなりかけていた自分自身をもう一度しっかりと見つめ、嫌悪感から来る自信のなさに言い訳はせず、自身をしっかり成長させるべく自力で前に進む。
あと4日、目標を達成すべく頑張ってみよう。
そんな決意を新たにした一日でした。
なんだか長々とエッセイ書いてますが、もしも読んでいてくれた方がいたらありがとうございます。
私のことを気にかけてくださる方々、本当に感謝しています。
きっとこんなことを書いてしまうのは、空きがなかったのでかなり豪華な部屋に移動し、一人で使うには広すぎるベッドで瞑想モードになるからだと思います。笑
この部屋はベランダがお気に入りなんだけど、優雅にここで勉強しようとしたら蚊が寄って来たので秒速で部屋に戻りました。
フィリピン 8日目 生活しながら英語を学ぶ
今日は肌がジリジリと焼ける暑い日でした。
今日のお昼はチキンのファーストフード?へ。
ぐるぐる炙られたチキンをハサミで食べやすくカットして、
甘辛ニンニクソースをかける。これがまたものすごく美味しい!一食200円しないくらいかな。
そして夕方にはマッサージへ。
昨日と同じ担当の人でとても上手。
カモミールの発音が違うと、笑いながら正しい発音を教えてくれた。
こうして、机に向かって勉強をする以外にも、外に出れば自分の英語が伝わるのかがすぐに分かる。
これが留学をするメリット。
英語恐怖症だった私がなんとか相手の言うことを理解しようとし、単語でもなんでも言ってみて相手に伝えようとしている。
本当に変わったなと思う。
外国人に話しかけられた時は、完全にフリーズしてたからな。笑
そして、露天で笑えるほど大きなアボカドを買ってみる。
手のひらをはるかに超えるサイズ。
もうアボカド好きにはたまりませんな。
んで、割ったらコレ。
ほとんど種ぇぇえええええ!!!!!!
まぁなんとか解体して食べてみてびっくり!
ものすごく甘い。やばいこれは美味しい。
お昼に食べたチキンをまた(!)テイクアウトしてきて、アボカドと一緒にいただきました。
元々美味しいアボカドにチキンのソースが絡んで絶品。
私天才だわ!!と自画自賛。
いやーこれは週三くらいで食べたい!
フィリピンのアボカドの話でした。
フィリピン 7日目 観光も進化する
今日は授業が休みだったので市街地観光へ。
同期が現地日本人のガイドさんに同行してもらうと言うので、便乗させてもらった。
24歳のフィリピンで働く日本人の男の子で、昨年くらいからサイトを通じて依頼を受け、ガイドをしているとのこと。
これが革命的だった。
治安が悪いために観光客か近づかないマーケットへ連れて行ってもらった。
観光客は皆無。
密集する露天に並ぶのは、野菜、果物、魚、肉、米、衣服、調理器具、サンダルなんかが売っていて、庶民の生活に必要な物が何でも揃う場所だそう。
子供が走り回っているし、大人はその辺で昼寝しているし、犬、猫、鶏がその辺をウロウロしている。
においもすごいし、圧倒されっぱなし。
貧困地域にも入ったけど、物珍しそうに見られるだけで、しつこい客引きもなかったし、怖い思いもしなかった。
ガイドの男の子曰く、私達がサクサク歩いていたから、とのこと。
観光客だけだと、こうはいかない。
まず、道が分からないし、地図見てキョロキョロしていたら怖い目にあったかもしれない。
マーケットの後はお昼へ。
海外経験が豊富な同期が、海外の寿司屋は面白い!と言うのでお寿司屋をリクエストし、ガイドさんが調べて連れて行ってくれた。
マンゴーが入ったカルフォニアロール。
他にも、サーモンの巻き寿司を丸ごと揚げたものや、カニカマ、スパムの寿司があった。
そこにも日本人は来ておらず、若者がチラホラ。
日本人がイタリアンやフレンチを食べるのと同じ様に日本食を楽しんでいる感じだった。
そして、観光地になっている要塞と教会にも連れて行ってくれた。
これだけの観光を短時間(5時間)で効率よくすることは、ガイドさんなしでは絶対に無理だった。
一番良かったのは、ガイドさんが現地に住んでいらっしゃるので、フィリピンの人の生活について気になった時にすぐに聞けること。
フィリピンでは働いていない人も多く女の人が出稼ぎに行って家族を養っているとか、月に2万円あれば家族が生活できるとか、
学校に通うには少しお金が必要だがそれすら払えず学校に行っていない子供がいるとか、多くがキリスト教徒だとか、家で自炊はせず屋台で食事をとる人が多いとか。
そんなことを聞きながら街を歩き回るのは、本当に生々しく現地の生活を感じられ、興味深い時間だった。
このサービスは世界中で現地住まいのガイドさんを探せる。口コミで評価もされるので、良い評価のガイドさんを選んで依頼ができるそうだ。
もちろん、ガイドブックを読んで自力で辿り着く嬉しさとか、偶然の出会いが面白い旅に繋がることは今後も変わらないだろう。
しかし、今は、面識のない人に現地のガイドをサイト経由で依頼し、異国の地で会い、そこで生活をする人の話を聞き、おすすめの場所を案内してもらえる時代でもあるのだ。
今日の経験は、旅、観光に新しい流れを感じさせるものになった。
今後、別の国でも利用してみたい。