フランス 2日目 この旅で一番の
5.JUN.2017
昨日、ルーブル美術館で出会ったおじいさんの勧めに従い、モンサンミッシェルに行ってみることに。
朝の街は歩いていて本当に気持ちが良い。
前日に調べたら、パリからTGVという列車とバスで4時間ほどかかり、80€くらいする。
高いな〜と諦めかけたが、経由する駅を変えれば27€で行けるチケットがあった!
ネットで予約して、駅で発券しなければならないし、乗り場もかなり分かりづらかったけど、8:50発の電車になんとか乗り込むことが出来た。
大きな車両で、乗客も少なく4人がけのボックス席を一人で使えた。
この車窓からの眺めがまた最高。
フランスは広大な畑(小麦畑かな?)と酪農場と思われる土地がたくさんあることが分かる。
広い土地に牛がのんびりしている。チーズ大国フランスなだけある。
と、のん気に景色を楽しんだり本を読んだりしているとだんだん電車が遅れ始め、ついには止まってしまった。
この後、バスに15分で乗り継がなくてはならないのに!!
焦る私。全然焦らないフランス人の乗客。
結局20分遅れで経由する駅に到着。
そこにはたくさんのモンサンミッシェルに向かう人たちが。
バスも電車が遅れていることを把握して待っていてくれた。
モンサンミッシェルに近づく。
バスは2キロほど手前のバスターミナルに着く。
そこから無料のシャトルバスに乗り換え、ついにモンサンミッシェルが目の前に。
よくこんな所にこんなものを建てたもんだ。
この場所にこれだけのものを築くことが出来た、優れた建築技術と当時の権力の凄まじさを感じずにはいられない。
周りに何もないので比較する事が出来ず、意外にも外観からは大きさをあまり感じられなかった。
中に入り塔の上から外を見下ろした時に、その壮大さを実感することになる。
入ってすぐに有名なオムレツ屋さん。
(私は横浜で食べた事がある。美味しいけど高い!)
驚くのは、この小さな島の中にたくさんのレストラン、土産物屋、ホテルなんかがあること。
ぎっしりと店舗が並んでいる。
世界のキティー。
レストランはどこも高そうなので、(得意のw)サンドイッチを買って食べる。
ノートルダム大聖堂の前で食べたサンドイッチで学んだので、生野菜は避けてシンプルな物に。
また顎が外れるかと思うほど疲れつつも完食。
上へ進む。
修道院には聖職者や巡礼者のための食堂、回廊、客間、布施分配室などが迷路のように繋がっている。
どの部屋も美しく、急な階段を上ったり降りたりしながら進んでいく。
祈りを捧げる場所が何箇所もあり、それぞれ異なった創りになっている。
途中、遥か下方にいる小さな人々と、目の前に広がる広大な土地を眺め、この修道院の大きさを体感する。
4時間ほど滞在し、モンサンミッシェルを後にした。
モンサンミッシェルは観光地だから混んでそうだし遠いし、今回は行かなくてもいいかなと思っていたけど、おじいさんの勧め従って来てみて本当に良かった。
ここはもう一度来たいと思える場所になった。
唯一のミスは、荷物を預けられる場所がなかったこと。
バスターミナルのコインロッカーもテロ対策のため使用禁止になっている。
(事前に調べて分かっていたが、それでも荷物を持ってくる人はいるだろうし、どうにかなるだろうと思ったが、どうにもならなかった)
私は7キロ近いバックパックと2キロ近いショルダーバッグを担いでモンサンミッシェルを歩き回ることになった。
まぁなんとかなったけどね。笑
そういえば、最近力こぶが出来てきたんだった。この旅での唯一の体の変化。
モンサンミッシェルから、バスが出ているレンヌ駅近くに宿を取っておいた。
1時間ほどバスに揺られホテルに到着。
レンヌ駅近くに美味しいガレットのお店があるとの情報をゲット。
フランスに来たからには本場のガレットを食べてみたいと思っていたんだ。
ホテルからすぐ近くにそのお店はあった。
ガレットの種類も豊富で10種類以上もある。
フランス語メニューのため全く分からないので、とりあえず一番上のを注文してみる。
一緒に赤ワインを。
先に出された赤ワイン。この旅で初の赤!
物凄い果実味とふくよかなコク!!
2.9€とは思えない完璧な赤ワイン。最高だぁー
フランス様様。
かなり調子が出て来たところで、ガレットの登場。
テーブルに置かれた瞬間から、ベーコンとチーズの濃厚な香りが立ち昇る。
熱々の生地はカリッカリで、ピザのよく焼けたチーズのカリカリした部分のような味。
中にはジャガイモや3種類くらいのチーズが入っていて、食べ進むとブルーチーズの様なコクを感じる部分、モッツァレラの様に糸を引く部分、ほろほろとしたカッテージチーズの様な部分と多彩な表情を見せるガレット。
食べ物にここまで感動したのは久しぶりだった。
そういえば、私はこれまでガレットをちゃんと食べたことがなかった。
ガレットってこんなに美味しい食べ物だったのか!!
この旅の一番に、ここレンヌで出会ってしまった。