カンボジア 3日目 内戦の跡を辿る
28.MAY.2017
夕方発のスペイン行きの飛行機を予約。
午前中に地雷博物館へ行きたいとホテルのフロントに相談に行く。
地雷博物館は日本人男性が運営されていて、カンボジアに来たなら絶対に行くべきだとの口コミを見て行きたいと思っていた。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g297390-d541872-Reviews-Cambodia_Landmine_Museum-Siem_Reap_Siem_Reap_Province.html
しかしホテルのあるシュリムアップ中心地から離れており、トゥクトゥクで片道40分かかる。
また、キリングフィールドも合わせて行きたいと思っていた。
内戦時に虐殺された人達の記録を残し、骨が埋葬されている。
キリングフィールドは何箇所もあるようで、ホテルに一番近いキリングフィールドを調べた。
地雷博物館→キリングフィールド→ホテルに戻るルートで、トゥクトゥクでいくらかかるか調べてもらった。
アンコールワットを通るので入場チケットが必要となり、トータルで80ドル超え。
ツアーも検討したけど80ドルだったから見送ったのに、それ以上の金額が提示され途方にくれる。
地雷博物館を泣く泣く諦めることに。
近くのキリングフィールドだけなら、10ドルで行けるそうなので、トゥクトゥクを手配してもらった。
明るい時間帯にトゥクトゥクに乗ると街を感じることができて楽しい。
トゥクトゥクに乗りながら昨日買ったクッキーを食べた。
2ドルで12袋だったかな?かなり入ってて、朝食の代わりになる。
カンボジアはアジア最貧国で、セブ島、ベトナムと比べたら、より途上国という雰囲気。
15分ほどでキリングフィールドに到着。
華やかな建物がいくつかあり、中国人観光客の集団も来ていた。
近くで写真を撮ることは憚られたが、左手の塔の中に頭蓋骨が積み上げられている。
カンボジアで、1975〜1979年まで統治していたポル・ポト政権が国内で大量虐殺を行った。
その数、国民700〜800万人のうち、150万人とも300万人とも言われる。
運転手のおじさんのところに戻ると、War Museum に行くか?と聞いて来る。
一瞬ボラれるのか?と警戒するも、ここから10分くらいだし、そこに行っても10ドルでいいよと言うので、連れて行ってもらうことに。
どんどん街から離れて行くので若干不安になりつつも、のどかな風景に見とれていた。
途中、museumの看板を見つけホッとする。
War Museum は広大な敷地にたくさんの戦車や武器が置かれていた。
実際に触れることもできる。
1キロ以上あるんじゃないかという重さ。
金属の塊。
ベトナムの戦争証跡博物館もそうだったけど、緑が美しい場所に様々な軍用機が置かれている様は言葉を失う光景だった。
地雷の穴。
穴の底に蓮の花が咲いているのがなんとも言えない。
地雷の撤去活動の写真には有名人の顔も。
戦車の中に草が生えている。
ラピュタを連想させた。
(カンボジアにはこことは別にラピュタのモチーフになったと噂される遺跡がある)
とても静かな場所だった。
その時、私は右腿に太い棘が刺さったような傷みを感じた。
何か生物の意思を感じる、、、!!!
慌てて人気のないところで確認すると白アリだった。
しかも2匹私の足を登って来たようだ。
白アリに噛まれる初体験も含め、印象的な場所だった。
おじさん疑ってごめんよ、ここに来れて本当に良かったよ。
空港に着き、朝からクッキーしか食べていなかったので空腹を感じ15時ごろレストランへ。
またラクサ!そしてパンプキンココナッツ!
今度のラクサは上品な味。やっぱり好きだわこれ。
パンプキンココナッツもまた甘すぎず、練乳がほんのり生姜の香りもしてこれまた楽しい。
お腹がいっぱいになり16時のフライトを待つ。
シュリムアップ国際空港は雰囲気がいい。
で、まさかの機内食。
いや、安いチケットだし1時間のフライトでまさか機内食出ると思ってなくてさっきめっちゃ食べちゃったけど、、、
でも出されたものは食べてみないと。
タイらしい味付けで全体的にはとても美味しい。
生野菜に若干の不安な香り。笑
お米がタイ米で細いのにもち米の様にモチモチしていて面白かった。
スワンナプーム空港に着き、5時間待機のためマッサージ店へ。
空港価格で街中よりは高いけど、45分で3,000円弱。
ぽっちゃりしたおばちゃんで力強く、時々私の手がおばちゃんのお腹のお肉に触る。
それが本当に柔らかくてなんか可笑しくなって来る。
22:40発のフライトで、トルコのイスタンブールへ向かう。10時間超えフライト。
先ほど食べ過ぎたから機内食は断って、もう夜だし寝ようと思い、顔を洗って歯を磨いて飛行機に乗り込んだ。
日本語字幕の映画があり、マイインターンを鑑賞。
キラキラ映画だろうと思っていたらすごく良くて笑ったり泣いたりしていると、何やらカードが配られる。
入国カードかなと思ったら、なんと機内食メニュー。
!!!
私はメニューに釘付け。
夜だろうが何だろうがこれは美味しい予感!と食べる事を即決。
・・・!!!!!
こ、これは、本当にすごい!
fishを選んだら、ふわっふわ!
オリーブ1粒から、チーズ一切れまで抜かりなく完璧な味!!
パンも熱々だし、冷たいものは冷たいし、どーなってるんだ。
生野菜が美味しいよぉおおお!ちゃんと冷蔵管理された味だよー(泣)
機内食ってこんなに美味しいの!?っていう、驚きにさっきまで眠かったこともすっかり忘れ、コーヒーも飲んで白ワインも飲んでご満悦。
コーヒーも白ワインも、これまた感動させられる美味しさ。
全然気にしてなかったけど、航空会社がトルコの会社だからか??
トルコ料理って美味しいって言うし。
機内食でこんなに驚いていたら、ヨーロッパで私の食への欲求はどうなってしまうのか、恐ろしささえ覚えながら、ウトウト。
寝たのはスペイン時間で22時くらいだった。